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平成23年3月11日に東日本を直撃したマグニチュード9.0の大地震とそれに伴う巨大津波、その後断続的に発生した余震によって、多くの尊い命と財産が奪われました。
今回の津波は、過去の津波を超える大規模なものであり、これまで数多くの災害に見舞われてきた本県にとっても、かつて経験したことのないような大災害となりました。
岩手県では、この度の災害を踏まえ、災害時において障がいのある方々が、大切な命を守るための日頃の備えや避難所での生活などについて、「障がいがある方たちの災害対応のてびき」としてまとめました。
このてびきは、県内の障がい者団体の意見等を伺いながら、「障がい者災害対応マニュアル策定委員会」(委員長:久保田博 岩手県社会福祉協議会障がい者福祉協議会会長)において内容を検討し、広く意見募集を行った上で策定したものです。
障がいのある方々には、このてびきによりご自身に必要な災害への備えを整えていただきますとともに、市町村や関係団体におかれましては、障がいのある方々一人ひとりに必要な支援のネットワークづくりに役立てていただくことを願っております。